外資コンサルタント, Ph.D. (仮)

新卒入社した博士の記録。秋から勤務です

博士としての生き方は色々ある

博士論文を提出して一足早い夏休みに入ったのですが、手持ち無沙汰なので伝手のあるベンチャーと契約して働いています。調査もののお仕事を提案して、8月一杯の契約で心ばかりのお代をもらうことになっています。

今回仕事を頂けたのは、たまたまその会社が某ファームに発注した仕事の成果物を見せてもらうことができ、それにいくつかの質問を投げかけたことがきっかけでした。何というか、アウトプットが少々ズレていたのです。確かに値段相応のはたらきに見えるし、それっぽいといえばそれっぽいのですが、核となる疑問に答えられていないのです。そのことを指摘し、調べられそうな事柄を挙げると、もう少し具体的に調べてくれないか、ということで依頼を頂きました。

プロと比べたら格段に安いとはいえ、一定の期待をされて、それなりのお金を貰えるのは嬉しいものですね。違う専門分野ですが、新しいものごとを勉強しながらお金を貰えることにも幸せを感じます。

コンサルタントになったあとのキャリアについてもぼんやり考えますが、結局のところこうやって経験と人脈と頭脳で仕事をもらっていくのかなぁ、としみじみ思う社会人0年目の夏。

 

立ち返って考えると、科研に応募したり共同研究したり論文執筆することだって同じであって、何ら特別なことではないし、博士だから研究者として生きるべし、というのは不思議な考え方ですよね。

まぁ、日本の中でいわゆるネームバリューのある大企業や公務員になろうとすると以下の指摘にあるように「必要とされていない」ですし、実際給与も海外と比べると格段に低いですし、研究者以外のルートが量的にも質的にも劣っている(ように見える)のは確かかもしれません。

博士しか相手にされない欧米、博士を必要としていない日本 - 日経テクノロジーオンライン