外資コンサルタント, Ph.D. (仮)

新卒入社した博士の記録。秋から勤務です

博士卒で外資コンサルを選んだ理由

まとめると

  • 自分の専門・興味と合致した領域だから
  • ワクワクする,他では得難い機会があったから
  • プリンシパル(偉い人)と意気投合したから

就活中の方へ

専門に合致して,しかもやりがいがありそうな企業とマッチングするために…

  • 自分の専門(≒今の仕事)を語れると強い.無い人は...就活テクでも磨くしか…
  • ただ,あなたの専門や研究成果には誰も興味がない.ゼロ.
  • 相手が聞きたい自分の想い/経験を伝える

博士/博士進学予定の方へ

惰性と情でアカポスに就くのはもったいない.オファーを一度見てからでも良いのでは?

 

 博士なのに外資コンサルを志望した理由(言い訳)

一般に,博士の就職は難しいと言われています.

以下の記事でまとめられた文科省の調査結果では,私がいた工学系の就職率は72%,そのうち研究者・技術者(研究職)・大学教員の3職業に73.3%が就職しています.嫌な言い方をすれば,コンサルなんぞを受ける博士は常道を外れた変わり者か,半端者,落伍者とも言えます(し,実際に明に暗に言われます). そもそも博士課程進学,っていう時点で常道からは外れてるんですけどね…

 そんな現状は皆さんよくご存知で,だからこそ必ず聞かれるわけです.

 「あなたはなぜ博士まで行って,研究をやめて弊社へ?」と.

就活の軸

 実は私の就活の軸はとてもシンプルでした.

  1. 専門の医工学に携われる
  2. 調査・分析が多い
  3. アカポスを蹴るに足る楽しそうな機会がある

この条件にあてはまれば,メーカーでも商社でもコンサルでもアカポスでもどこでも良かった,というのが正直なところです.研究も好きでしたし,まだまだやってみたいアイデアもありましたし,直属の先生への不満を除けばアカポスが第一候補でした.

ただ,他の可能性を模索せずにアカポス直行もなんだかなぁ,と思い就活を始めました.

なぜ外資コンサルを受けたか

  • 選考時期が早い(70%)
  • 給料が悪くない(15%)
  • 学部時代から小さなコンサル勤務をしていて適正を感じていた(15%)

コンサルに無ければ商社,無ければメーカ,無ければ自然とアカポス…という心づもりでの就活でした.早くから受けられる!というのが主なモチベーションでした.特段業種にこだわりもなかったので,「専門なんか知らん,ゼネラリストに育てるのだ!」というファームもあるなかで,私の専門に興味を持って活かそうとするファームがあるかどうか試すつもりでいました.

私のやってきたことの価値には自負があります.それをリスペクトしないような企業とは上手くやれるわけがないし,活かすつもりがハナから無いのはどこか思考停止している証拠でしょう.博士=研究者,なんていう低次元な思考と人脈しか持っていないマネージャは願い下げだ…という想いがありました.そしてそういう方と出会えるかは,業種によらないと思っています.

修士ならともかく,博士学生なら大学名で研究室選ばないでしょう.人,人,人です.就活も良い人・良い機会に巡り合うまでのくじ引き大会だと思っていました.

実際受けてみてどうだったか

 

→コンサル志望者向け 就活対策

決め手

そのファームは,正直に言って医工学との関連性は薄めでした.そのため,とりあえず受けとくか…くらいの気持ちしかありませんでした.

面接が幾ばくか進んで,パートナー面接で「医工学分野,すごい面白いと思うんです…やりたいんです…」と語ったところ,「いやぁ,実はね...アジアに関連部隊を結成したがっているパートナーがUSにいてね…」と思わぬ機会があることを運良く聞き出せたのです.(1)まずは東京で仕事を覚える (2)英語をネイティブ並にする という条件は提示されたけども,それさえ満たせば新チーム参加の機会がある.しかも,医工学で勝負できる.これに飛びつかない手はないでしょう.

東京オフィスでの採用プロセスも進み,なんだかトントン拍子でオファーを頂くことになりました.ちなみにCVは速攻でそのUSのパートナーに送られていて,入社後会えるらしいです.それもワクワク.

意識してよかったこと

自分の専門を語りすぎないように気をつけました.そして,専門とファームの関係を推察した上で,ファームのことを聞き出すことに集中しました.

相手の気持ちになればわかりますよね……よくわからん研究を資料もなしに語られたら,鬱陶しいだけ.相手はこちらの研究に興味なんかない,ゼロである.調子に乗るな.そう自分に言い聞かせて,暴走しないよう抑え込んでいました.誰だってきっかけさえあれば自分の仕事を語りたいわけです.だから,相手に上手く水を向ける.

その結果が,「いやぁ,実はね…」に繋がったのだと思います.

釣り餌かもしれないけどね

こんな美味しい話があるわけないような気もします.中に入ってみたら実体が無いとか,パートナーが辞めちゃったとか,やっぱりコンサルつまんないとか,多分にあるとは思います.ただ,責任者を速攻で明確にした上で,チャンスを少なくとも明示してくださったのはとても嬉しかったし,信頼しようと思いました.

結局どこに行こうが,リスクは避けられないですから.